歯を弾いて音をつくる

泣く子も黙る、いや黙らん子もおるかとおもいますが、Matthew Herbertのビックバンドそのまま、The Matthew Herbert Big Bandのライブ。学者風情のガリガリHerbert、Dani Sicilianoの冷たい歌声、ちょっと太めのビッグバンドのみなさんのキュートな動きがと…

Wer?

2分半くらいから、Juana Molinaここにあり、という感じがしますが、しかし、じゃーんというギターではなく、一つ一つ弦を弾いていく彼女のギターの弾き方もこれまた素晴らしい。やっぱりアルバムに入っているのとは、全く違っていて、うーんよい。私は、金…

27 Kantonen

自分の話し方と人の話し方は違うものなのですが、自分が今まで住んでいてところから別のところにやってくると、その方言に「!!!」となったり、あるいは「・・・」となったりもします。ここの上州弁は未だにわかりませんが、ただ、会話のその語尾が、「・…

ある女の子、超新星

今住んでいるまちは、かなりの確率でJJIとBBAが多い。そして、上州のからっ風とかかあ天下と言われているのも、生活してみるとなるほどそのとおりと思うのであります。BBAは強い。初対面の私に対しても垣根がなくて、むしろ垣根をめきっと壊してやってくるよ…

De procedure

13日に31歳になり、マイ・ブラッディー・ヴァレンタインの日に彼の地よりバナナのタバコの絵葉書が届きました。毎年ありがとう。マンデルー、わたしはほんとうに嬉しいですよー。ハリー・ムリシュ(長山さき訳)の「過程」を読んだら、ちょうど去年の今…

S.Y.タイムズ(笑)

朝のラジオ体操の「腕を上下にのばす運動」の、いち・に・さん・し、という掛け声が、体操に参加している人たちの、親の敵かというほど力強く発声がなされているのを耳にし、「なつやすみ・こども・かがく・でんわ・そうだんしつ」を食卓の椅子に座ってメモ…

おつかい

海のない県の、近辺では日本での日中最高気温をたたき出す地域の、それはそれは暑い夏に、南国出身の私ですらうんざりしています。気温も高いけれどポルトガルやギリシャ(ギリシャでカメラを壊した!)だって高いのだけれど、なんといっても湿度がこれまた…

うふっ

近所のスーパーにいつもの自転車でチリリと向かって買い物を終え、駐輪場で自転車の鍵を外していたところ、別のマウンテンバイクの所有者に声をかけられたのその日のこと。あ:所有者、わ:私 あ:「あら、すてきなマウンテンバイクね。」 わ:「ありがとう…

いろこっさんのこと

海のない国から海のない県に船便でやってきたマウンテンバイク。あっちでは、あんまり乗らなかったのですが、うちは一級河川のすぐそばで、偶然にもそこは川沿いに自転車道が完備していて、ロード用のバイクを乗って、キメキメの格好をした男性方がびゅいび…

みどりのあの子

こちらに引っ越してからというもの、私と夫の人が危惧をしていたのは、ビールとワインがスイスにいた時のようには、種類が豊富にあり、価格があれで、気軽には味わえなくなってしまうのではないかということでした。でも、こちらのスーパーでもワインは、種…

面白いですよ、父よ。

日韓、ドイツと続いて南アフリカにも行っている父親(齢67歳)が、ディフェンダーの田中さん、の、ご家族と偶然にも旅行会社が一緒で、なんとなんと、添乗員さんに頼まれて、そのご家族のアテンドと通訳を頼まれている、との楽しそうな携帯メールを頂きま…

Traurig

Liebe XXXHallo XXX, wie geht's dir? ich beneide deinen Deutschkurs, denn mein neuer Lehrer vom Deutschkurs war nicht so gut (Oh!). Am Sonntag bin ich zum Deutschkurs gegangen, wie ich dir gesagt habe und dann habe ich ihm mich vorgestellt,…

Limmat川沿いのヤギ・イノシシ広場には秘密の扉がありまして、それはとても小さく、人間などが入れる代物ではありません。果て一体どのようなもののための扉であるのかというのは、それを見ればすぐさまわかることなのですが、ヤギにイノシシに隠れて(なの…

イリノイ州はシカゴ、Soma Electric Studioからたゆたうようにのっそりのっそり四本足で出てきた亀吉御一行様ことTortoiseのライブに行ってきました。会場となるStall 6(シュタール・ゼクス:スイスドイツ語だと、シュタール“ザヒス”)の場所は家から歩いて…

依然約束事は死守されてきたわけなのですが、いったんその約束事を破ってしまうと、俄然おかしくなってしまうのは本当のことで、その約束事というのは、まったくもって大したことないのですが、「スイスではCDを買わないこと」だったのです。だった、と書い…

語学クラスで誰かが欠席だったりすると私はその人の分のプリントを取っておいて後で渡すのですが、Yehuditさんが長い休暇で欠席だったときにその時にもらったプリントをまとめて郵便で送って、その後、久しぶりに彼女が学校にやってきたとき、ものすごい嬉し…

同じ語学のクラスにはメリケン出身でピラートゥスの先生でもある女性、名前はLisaと言いますが、Lisa主宰のハロウィーン・パーティに呼ばれて行ってきました。夫の人はちょっと色々と忙しくて行くことが出来ないのでわたしひとりでのそのそと。ちなみに、ス…

プロゴルファーれいこ、祈りっ子、ウィル子、というわけで、うちから歩いて数分のところにある会場へ、Wilcoのライブに行ってきました。わたしのアイ・チューンズにWilcoのアルバムはYankee Hotel Foxtrotのみ入っていますが、思わず微笑んでしまうずんぐり…

Limmat川沿いのイノシシとヤギは気になる存在です。何度観察しに行っても飽きません。特にヤギはハインキング途中でよく遭遇するごとにどんどん気になって気になって、どうしたものかとこのKIMOCHI。あの口元、あの黒目の視線の定まらない様子、わたしここに…

同じ語学学校のタイ出身のヌーさんのおかげで、スイスに来て覚えた料理というのがスイス料理よりもタイ料理の比重が多くなってきました。そして辛い食べ物にも慣れてきて、最初は青パパイヤのサラダ、その名もソムタムに入れるチリ1個(with 種)だったのが…

Der Himmel ist blau. Der See ist auch blau. Zwischen diesen Farben man sieht, dass die Schw&aumlne schweben. Der Schwan ist aber ganz weiss. Nur er weiss. 空はあおく 湖もまたあおい このあおの狭間で 白鳥は漂う 白鳥はましろく それは彼だけが…

AmyさんとYvonneさん、わたしはマンデルとで二手に分かれて行動する。マンデルはとある写真家(名前を失念)の本を持っていて、その人が辿ったであろう道を散歩するというのでわたしはそれについていく。二人とも小道をぷらぷら歩くのが好きなので、パリの小…

2日目。朝起きてホテルの受付の女性に「夜に、戻ります。」というのを起きぬけに電子辞書で調べたフランス語でいうと、見事にフランス語で返答があり、夜は違う人がここにいるけど、わかったわ、というような内容だったとしか思えないので、「ヤー、メルシー…

すべての旅行が終わりふと気づいたらスイスはもう秋になってしまっていた。あの悪名高きマロニエの木々がその実をたわわと実らせいつ何時か落ちんといったようそうで外皮のイガイガに磨きをかけております。これからは時系列を逆にして、つい最近行った旅行…

1859年の8月18日にTurgi(トゥルギ)-Koblenz(コブレンツ)- Waldshut(ヴァルトシュット)間の鉄道が開通したんだそうです。今年は150周年という節目の年、それでその当時に走っていた蒸気機関車、今はスイス国鉄の博物館に展示されている機関車に乗れると…

Bom dia! Como esta a senhora e o senhor? というわけで、帰ってきたらスイスも暑かったのですが、さらに太陽を求めて、魚介を求めて、ポルトガルに行ってきました。魔女の宅急便はポルトガルはポルトガルでもリスボン。そしてリスボンはリスボンでもアルフ…

食べ物に関する買物は、ほとんどすべて朝市で済ませているので食の話となると朝市の話ばかりになるので恐縮しきりなのですが、7月に入ると朝市にまるで濃いルビーのようで黒曜石のようで法令線や目じりしわなんてものは全くなくつやつやとした丸い物体があふ…

つい先日、近所の緑地で頻繁に開かれている無料のライブの一つで、Palkomuski(パルコムスキー)という名のジプシー音楽とポルカが混ざったグループの素敵な無料のライブを聴きに行き、何とも言えないおっちゃん臭が漂うそして哀愁も漂う音に家から持参した…

8月1日はスイスの建国記念日です。私たちはその日はチューリッヒから脱出してLenzburg(レンツブルク)からトラムのような列車に乗って、Beinwil am See(バインヴィル・アム・ゼー)からMosen(モーゼン)までのHallwiler See(ハルヴィレール・ゼー)をほ…

スイスで会話されるドイツ語はいわゆる標準ドイツ語ではなくて、Schweizerdeutsch(シュヴァイツァードイチュ)であり、スイス・ドイツ語というのだが、これもまたスイス・ドイツ語でいうと、Schwyzerd&uumltsch(シュビッチャーデュチュ)というのである。…