うふっ

近所のスーパーにいつもの自転車でチリリと向かって買い物を終え、駐輪場で自転車の鍵を外していたところ、別のマウンテンバイクの所有者に声をかけられたのその日のこと。あ:所有者、わ:私
あ:「あら、すてきなマウンテンバイクね。」
わ:「ありがとうございます」
あ:「私のなんて、ボロなのよ。も〜。」
わ:「そんなことないですよ。何年くらい使われているのですか?」
あ:「そうねえ、5年くらいよ。もう。ボロなの。」
わ:「私は3年くらいです。」
あ:「あなたの自転車のデザインがすてきっ(と言ってそのデザインをなぞるそうな仕草)。お高かったんでしょ(片手を頬に当てる)。」
わ:「いやいや、ホームセンターみたいなところで買ったのでそんなにしませんでしたよ。」
あ:「あらそう。あっ。ひきとめちゃってごめんなさい(サワティカーの挨拶のように両手を合わせる)。」
わ:「いえいえ、では、お先に失礼します。またどこかで。」
あ:「では、ごめんくださいませ。どこかでお会いしましょうね。」
という会話がなされましたが、声をかけてくださった方は、猿のような短い髪で、ティアドロップの形をした、下は茶色でグラデーションというサングラスをかけ、ベージュのTしゃつに、同じくベージュのバミューダパンツといった格好の、50代くらいの男性、でした。話し方が、いわゆる男性っぽくないので、最初は女性部が多い人なのかなとおもったのですが、外見で判断をしてはいけませんね。でも、この男性と話をしていると、語学学校で知り合った、タイのオカマちゃんを思い出しました。彼は、ドイツ出身の男性と一緒に暮らしていて、坊主でいつでも半袖Tシャツに、首巻きというスタイルで、いつも語尾が「うふっ」というのが聞こえてくるような話し方をしていたので、ああ、懐かしいなと。

それから後日、再び同じスーパーにて、ロマンスグレーの長い髪をオールバックにした、ズボンにシャツをインした70代位の細身の男性から声をかけられ。ロ:その男性、わ:私
ロ:「いい、自転車乗っているね。私のはだいぶ古いんだよ。」
わ:「そうです?ありがとうございます。私のは3年位使ってます。」
ロ:「あなたの自転車のようなのは、、わたしは、、、、みたことないなあ。10万くらいしたんでしょ。」
わ:「いやいやいや、ホームセ(以下略)。」
ロ:「本当?ちなみに私は足が短いからサドルを低くしてもらっているんだよ。」
わ:「わたしも足が短いので、止まるときは左足が伸びっぱなしです。」
ロ:「ははは。」
わ:「では、そろそろ失礼します。またお会いしましょう。」
ロ:「うむ。是非お会いしましょう。」
というのがありました。私はデザインについては、全く考えんで、値段を重視して買ったので、いったいこれがどういうシロモノなのかというのはわかりませんが、おじさんたちの視線をわさっと捕まえる自転車のようです。
ちなみに先日は50kmを走り、行きはヨイヨイ、帰りは怖いで、復路は足が動かんというくらいになりました。まだまだ初心者なので、無理はせんどこ、と誓いました。