1859年の8月18日にTurgi(トゥルギ)-Koblenz(コブレンツ)- Waldshut(ヴァルトシュット)間の鉄道が開通したんだそうです。今年は150周年という節目の年、それでその当時に走っていた蒸気機関車、今はスイス国鉄の博物館に展示されている機関車に乗れるというイベントがKoblenzであり、それに行ってきました。
SBB CFF FFS(スイス国鉄、以下SBBと略)の職員さんももちろんおられましたが、メンテナンスをする人は、別に何かに所属しているひとではなく、あくまで趣味でやられているのだそうです。19世紀に走っていた機関車がいまだに走るのですから感動します。ちなみに、SBBの職員さんはSBBの名札を付けていたり、矢印マークの入ったジャケットなりを着ているのでわかるのですが、それ以上に鉄道ヲタ、、、もとい、鉄っちゃんたちが車掌になったりだとか、メンテナンスをしたりだとかものすごい数の鉄っちゃんたちがかかわっていたように感じました。鉄道への愛はマリアナ海溝ほど深いのでした。鉄道にかかわる鉄っちゃんだけでなく、機関車に乗ったり、写真を撮ったりする鉄っちゃん。いつもよりみんなの目がうきうききらきらと輝いているような気がしました。もちろんPeterとMartin(初めてお会いしました)も童心に返っておりました。

 二人のカメラは日本製
 Koblenzの駅

わたしたちもPeterから無料のチケットをいただいて(どうもカメラクラブ経由でいただいたようです)、NOB CZm 1/2 No.31というのに乗り、KoblenzからBad Zurzach(バート・ツールザッハ)までの40分程度の往復の旅を楽しみました。車道を走っている車からは手を振ってもらえるし、写真を撮りに来ている人からも手を振ってもらえるしで、気分は皇太子。手の振り方もまねたりしました。そして髪型は七三な気分で。Bad Zurzachでは20分ほど停車するのですが、機関車を動かしている3人のおっちゃんたちはずっと点検をし続けていました。動かすのもまた一苦労なのですなあ、と。改めて鉄道への愛を感じました。復路は座席に座らず、電車の出入り口となるところに立って風を浴びながら戻りました。

点検中
点検中
列車の側面には行き先
こういうところも美しい
やほー

以下、機関車コレクション
UeBB Ed 3/3 No. 401
JS Eb 2/4 No.35
この車種は分からず
SCB Ec 2/5 No. 28 "Genf"
再び、UeBB Ed 3/3 No. 401
昔はこういう恰好をした人ばかりが乗っていたのでした