8月1日はスイスの建国記念日です。私たちはその日はチューリッヒから脱出してLenzburg(レンツブルク)からトラムのような列車に乗って、Beinwil am See(バインヴィル・アム・ゼー)からMosen(モーゼン)までのHallwiler See(ハルヴィレール・ゼー)をほぼ一周するくらいの約20kmをハイキングしておりました。毎週末にハイキングをしているせいか、おおよそ平坦な道の20kmは何ら問題なく歩けるようになりました。で、湖では、ボートに乗る人もいたり、白鳥に手をパクッとされる人(夫の人)がいたり、泳ぐ人がいたり、と夏の暑い日に水辺の周りを歩くというのはいいものであるなあとつくづく思いました。

Bahnhof Beinwil am See
素敵なボート
たゆみなく
本日は建国記念日・お屋敷の入口にはスイスの国旗
日本の春霞のよう
とうもろこし畑のY字路
Bahnhof Mosen

さてはて、8月1日間近になると朝市のパン屋さんではあるパンが見られるようになります。それは丸いパンであり、その上に小さなスイスの国旗を刺したもの。味はこちらのZopf(ツォプフ)で「組みひも」という意味そのものの、紐を編んだような形状をしたパンの味にだいたい似ています。こちらのパンでは珍しく、柔らかくて、牛乳がたっぷり入っているパン。そして8月1日用のそのスイスの国旗を刺した丸いパンをは、”1. August Weggen(エルステ・アオグスト・ヴェッゲン)”というのだそうです。Weggenはドイツ語の辞書に載ってはいません。だぶんにシュビッチャーデュチュ。

Der 1. August Weggen(明るいけれど夜の写真です)

なぜ食べるようになったのか、というのはAnjaさんに聞いても、よくはわからないけど、食べるのよね、と言っていました。それから、この日はあちこちで花火がパンパンと上がる日でもあるのですが、この花火を上げるためには、特に夜10時以降に上げるためには、かくかくしかじかの申請をしないといけないんだそうです。個人的な誕生日パーティーで花火を上げる人もいるのだそうですが、そういうときも必ずお役所に申請しなければならず、勝手に花火を上げてはいけないのです。もし勝手に花火を上げたら、警察をすぐ呼ぶのが好きなこちらの人(結構みんなよく呼ぶみたいです)が警察を呼んで、警棒で叩かれてしまうでしょう、というのはもちろん嘘で、これまた書類書きという名の雑用が増えるのでしょう。気をつけるべし。