2009-01-01から1年間の記事一覧

京都を去り、夫の人のおばあちゃん(おばあちゃんの手作りお味噌は最高です)宅、そして夫の人の実家へ向かう。なんせ、わたしたちは結婚と同時に日本をえいやと飛び出してきたので、この国には私たち二人が生活を営む家はなく、それでなければお互いの実家…

一時帰国にて仕入れた本のすべて。今回は帰国直前のマーシャル・アレンに生まれたての小鹿のように足をがくがくするくらい心と体を震わせられたのかどうかわからないが音楽に関しては1曲たりとも増やすことはありませんでした。ただ、本に関しては、サン・ラ…

3月24日から4月10日まで一時帰国をしておりました。事前情報として、日本は日中の気温が20度まで上がる日もあるんだということを頭に入れていたので、私たちの魔法の絨毯の役目を果たす情熱的に真っ赤ででっかいSamsoniteのスーツケースには、どんだけ日本の…

Sun Ra Arkestra@ Rote Fabrik in der Schweiz

中心街より西側かつZ&uumlrich湖沿いにRote Fabrikという建物がある。Fabrikはドイツ語で工場という意味を持っているようにこのレンガ造りの建物はもともと工場として機能していたのであるが、今はそこにバーがありクラブがあり小さな美術館やライブ会場とい…

語学学校の同じクラスの1人、Frau Bachofen(タイ出身の女性だがこっちの人と結婚している:バホーフェン、腹筋を駆使して発音してください。)が誕生日だったので、そのFrau Bachofenが教室に入ってきたとき、みんなで誕生日の歌を歌った。英語の。それは勿…

ドイツ語学校の第二段階が始まった。 先生は前回と同じくFrau Grafであるが、受講者は私とWendy(スコットランド出身)以外は、初めて会う人ばかりであった。年齢層はぐっと上がり、私が下から3番目ぐらいであり、スイス在住歴が5年とか10年以上とか、私なん…

つづき。はたまたJungfraujoch(ユングフラウヨッホ)からKleine Scheidegg(クライネ・シャイデック:2061m)まで登山列車で下り、Kleine ScheideggからユースホステルのあるGrindelwald(グリンデヴァルト)の隣の駅、Grund(グルント:943m)まで、そりで…

この日は雲ひとつない快晴。冬のスイスの天気はどんより曇り空が続くことが多く、毎朝、部屋の窓から外を見て、今日は散歩ができるだろうか、とか、今日は走れるだろうか、とか、まるで散歩を待つ犬のような気分の毎日であるが、今日、この日に限っては耳の…

夫の人のラボのスキー旅行でEiger(アイガー:3970m)、 M&oumlnch(メンヒ:4099m)、Jungfrau(ユングフラウ:4158m)のお膝元、Grindelwald(グリンデルヴァルト)に行きました。ラボの人たちの中で、ウェアをレンタルしている人は誰もいませんでした。それ…

名前も知らない年配の女性(ロマンスグレーのおかっぱ、以前のチーズの人とは別の女性)と道端で会った時に会話をするようになったのは、たぶん2回目か3回目の朝市で、とあるお店で私の隣にいた彼女が挨拶をしてくれたから、なぜ挨拶してくれたのかというの…

私、ずっとあなたのことを勘違いしていたわ。だってね、外見から察するにどうしても冷ややかな人だとしか思えなかったの。だって見た目が気狂いピエロに出てくる感じなんだもの。それで、優しさなんてちっともなさそうなの。殴られたら、もしそれが頭に当た…

ちょうど1週間前は、13日の金曜日は、私の誕生日だったのですが、以前、働いていた仕事場の後任の女性がおめでとうメールを送ってくれた。覚えていたなんて驚きました。それから今日、朝市からごっそり野菜を買って帰ったときにポストを見ると、マンデルから…

語学学校の第一段階がおしまい。 この語学学校の新校舎がZ&uumlrich近郊のOerlikonにできたので、第二段階からはそっちに行く人が多く、というのは、そっちの方が住まいが近い人が多いのである、ここに写っている人とはお別れ。みんなスイスに来て1年未満の…

Z&uumlrich Hauptbahnhof(チューリッヒ中央駅)からZ&uumlrichで一番高い場所、Uetliberg(ユートリベルク)まで列車に乗り、そこから尾根沿いを延々と歩く。大きな地図で見るいつものように列車に乗ると、今回はやたらと木製のそりを持っている人たちが多…

先日の肉料理の作り方をば。最も調味料の分量というたいそれたものはわかりませぬ。つまりはすべては目分量ですので、そこんところご了承願いたく。また、ハーブにいたっては、好きな組み合わせでいいと思いますが、ローズマリーはかなりやる子、できる子な…

残念ながらスイス仕込みの料理ではなく、スイスの料理でもないのだが、先日のSchweizer Pouletburstはある過程を経てこのようになりましたとさ。うちではこういう盛り方を”洒落盛り”と言います。ガルニチュールはポロネギ、ごぼう(だと思う)です。スイスの…

朝市は週2回、あの日からずっと通い詰めています。 畳で換算すると1畳くらいのショウケースを構えているパン屋のお姉さんに至っては、私がいつもApfel Croissant(アップルパイ、だ。)を買うのでそれがない時(売り切れてしまうのだ)、私の顔を見るなり「…

帰宅の途。 BolognaからMilanoまではEuro Star AV。MilanoからZ&uumlrichまではCIS(Cisalpino)という、日本でイタリアやらスイスのガイドブックを買うとその列車のページで多分に紹介されているであろうと思われ、同時に「スイスとイタリアを短時間で結ぶ…

Bolognaから普通列車のようなものに乗って北へ2時間。この日は12月の31日とあってか、列車内の若者グループはシャンパンを開けており、開くなり「ブラぁヴォ、ブラぁヴォ」と言っておられた。This is Italy!さて、Padova(パドヴァ)。大学街はきっと楽しい…

スイスの鉄道に乗っていると車窓から見える風景は緑であり丘でありそしてなんといっても牛やら羊やら山羊やらの姿である。最初のころは牛やら羊やら山羊やら、たまに馬だ、と新鮮だったのですがそれがデフォルトになってしまっている今、BolognaからMilanoへ…

Bolognaには2本の塔がそびえ立っている。Torre GarisendaとTorre Asinelli(トッレやらアシネッリやら発音が面白い)。イタリアで、と言わずとも、斜塔と言えば、パブロフの犬のようにピサの斜塔が浮かんでくるかと思うのであるが、ここBolognaにも斜塔があ…

BolognaまではCity Night Lineという寝台列車に乗った。私は寝台列車に乗るのが初めてなのだが、これって別に特段安いというわけはない。列車料金プラス宿泊代イコール寝台列車料金と考えてよいのではないであろうか。私は寝台列車に乗ることも初めてだった…

明けましておめでとうございます。皆様におかれましてもよき年でありますように。 年末から新年にかけイタリアはボローニャに滞在しておりましたが、イタリアの、とくにミラノで宗教的な意味合いではない洗礼を受け、キーとなったりもしましたが、大変楽しく…