私、ずっとあなたのことを勘違いしていたわ。だってね、外見から察するにどうしても冷ややかな人だとしか思えなかったの。だって見た目が気狂いピエロに出てくる感じなんだもの。それで、優しさなんてちっともなさそうなの。殴られたら、もしそれが頭に当たったら、ほら、頭って他の体の個所よりたくさん血がでちゃうでしょ、きっとスプラッタになっちゃうと思うの。だからいっつも怒らせないようにってずっとずっとやさしくあなたには接していたわ。でも、そういうのが面倒臭くて他の人のことばかり考えていたの。でもね、あなた以外の人と会うとき、それなりに楽しかったけれど、それが終わってみると、なんだ、別にその人に会うことはとびきり楽しいってことじゃないんだな、って思ったの。むしろ憂鬱にさえ思ったわ。そんな風にして毎日が退屈に去って行って、ある時、あなたに会うとき、ちょっと違う角度から見てみたの。そうしたら、私気付いたの、あなたの素晴らしさに。それでね、あなたのことを別の角度から見ることを何で早く気付かなかったんだろうって、そのことに気付かなかった私はすごく馬鹿だっておもったの。他の人たちに会うことよりあなたに会うことが私にとっても一番だってこと。今からだって遅くないと思うわ。むしろこの手段を使ってあなたに会うことの方が多いかもしれない。それはあなたにとって不本意かもしれないけれど、私はそうやってあなたに会いたいと思うわ。それだったら、ずっと会える気がするもの。ね。


というわけで、私の中の、意識は氷山の一角のような存在であるのでそこではなく、水面下の無尽蔵に広がる無意識で一番欲していた日本食は、天ぷら、でも、寿司、でも、刺身、でもなく“焼き魚”なのであることにこれを食べてようやく気付きました。私、これが足りなかったんだ、、、と思いました。外国で手っ取り早く焼き魚飢餓(造語)を満たしてくれるすぐれものは“オイルサーディンレモン醤油焼き”

  • オイルサーディンを買ってきます(「Marie Elizabeth(黄色い缶)」はCOOPにもMIGROSにも売ってあります。しかも1.6CHFってあなたGuter Preis。COOP、MIGROS製品のオイルサーディンは少しお上品かなと思います)
  • フライパンを温めます(テフロン加工がお勧めよ)
  • オイルサーディンを並べます。
  • 両面軽く焼きます。
  • 火を止める寸前にお醤油を気持ち程度、香り程度垂らします。塩味はすでになされておりますのでね。
  • お皿に盛ります。
  • 葱(Zwiebeln bundね)を切ってかけます。
  • レモンを絞ります。
  • En Guete!!