毎週火曜日と金曜日の朝7時から11時までHelvetia Platzで朝市が開かれている。
そこは、歩いていけるところにあるので、買物用のバッグを持っていく。
火曜日はもちろんだけれども、それ以上に金曜日は週末ということもあってか、人もお店も非常に多くとてもにぎわっている。
Zürichはドイツ語圏、ドイツ語圏といえども、標準ドイツ語ではなく、スイスドイツ語といわれるもので、全く、びっくりするぐらい、違う。最初に聞いたスイスドイツ語が、「Grüezi!」である。どこの辞書にもこんな言葉は載っていない。だが、生活していると、これは「こんにちは」なのだな、というのがすぐにわかった。最近は、意味はわからないけれども、「グリュエッツィ・ミット・ナム」というのが聞き取れるようになった。銀行、ホテル、駅等々に努めている方はマルチリンガルも素晴らしいのだが、レストラン、カフェ、小売業等をやっている方のほとんどはドイツ語のみだったりするし、実際に朝市ではドイツ語だけが交わされていた。ま、挨拶と数とお金勘定ができれば問題はない。

さて、朝市。

緊張の第一歩だったが、何のことはない、あまりに楽しすぎた。さあどうするの私をどうしたいの、どうしようかあなたはどうされたいのかという会話が心の中で行われるほどおいしそうなスイス・メイドの野菜。恐ろしく巨大なチーズが陳列してあるチーズ屋。パン屋さんは同時に卵も売っている。魚屋、肉屋。肉屋の方は、あまりに想像できすぎる体型でして男女ともごっつい太めの方。また、スイスのひとはバルコニーや庭をとても美しく手入れしているので、花屋も欠かせない。いつも買うパン屋のおじさん(おにいさん?)はパン屋ですといった白いいでたちで眼鏡と坊主の頭がポイントである。このパン屋のおじさんは誰かに似ているなと思っていたのだが、そうだ、そうなのだった、ジェイソン・シャルトンにそっくりなのだった。DCPRGPANIC SMILEも聞いてるよ!ジェイソン、元気!!と、ついつい彼をみると思ってしまう。