Limmat川沿いを歩く。

Zürich中央駅まで歩き、地下の日曜日のお昼にいつもお世話になっているイタリアンのお惣菜屋さんでサンドイッチを購入。私はここの、あごひげをゴムで結んで、ちょっと困ったことがあると、「マンマミーア!!」と叫ぶ店員さんが好きなのだが、、、さて、イタリア系は食に関してはがめついと思われる。全く持ってよい意味で。4分の1サイズのフォカッチャにほうれん草のオムレツがはさんであったり、ルコラ、モッツアレッラ、ドライトマトがこれでもかとはさんであったり、また、ライスコロッケはこぶし大のサフランライスの中にトマトソースとモッツアレッラが詰まっており、外のカリカリと中のとろとろのマリアージュに白目をむきたくなる。そして、いつもあまりのおいしさにため息がでる。ワインもそう。スイスのイタリア文化圏であるところのティチーノ地方のなんか、rossoもbiancoも両方とも美味。

さて、Limmat川。
ここは暖かくなると泳げるのだと聞いた時、中心部を流れる川だから泳ぐなんてそんな、と思っていたが、随所に入水できるような階段やらデッキやらがあったりするので、それは本当なのだろう。事実、水も澄んでいてきれいである。中心部なのに、なぜだろうかとおもうのだが、それはまあ知らぬままにしておこう。
川沿いは幅1,5mくらいの小道が延々と続いており、たまに広場があったり、あまりに美しすぎる家があったり、ここは本当に街中なのか、と疑いたくなるくらいの緑の多さに唖然とする。そして川沿いはジョギングのコースにもなっているようで、いろんな人がせっせと走っている。こっちの人は体調管理のために走っているというより、どんよりした天気がかなりの割合で多いので、もやもやもや、と、頭がいってしまわないように体をイカせる、という感じで走っているのではないかしら、というのを遠い太鼓を読んで思った。

途中、ウサギやらヤギやらがいる動物園のようなものがあり、そこをのぞいてみると、生きているのか、死んでいるのかわからないイノシシ2頭が鼻先を向かい合わせて横になっていた。

サッカーに興じている人や、公園で親子が遊んでいたり、川でサーフィン!をしている若者もいた。優雅である。