懲りずに最終日のCaliente。
雨が降り、気温がぐっと下がる。人もまばらであるが、あのモヒートを求めて再度キューバのお姉さんがいるお店へ向かう。やはり寸分たがわず昨日と同じ味で同じおいしさ。今回はいろんなものを食べてみた。

ジャマイカ料理:チキン・ヤッサ
インディカ米の上に、鶏もも肉の表面を焼いた後に、野菜とスパイスとともに煮込んだものがかけられたもの。黒胡椒がガッと効いていた。日本米と違って汁気が多くてもでろんでろんにならないので良い。美味しい。
以前Melanieが言っていたように、アフリカではご飯は主食なのだな、と改めて思った。アフリカ系のお店には大きな大きな炊飯器が何個も鎮座ましましていた。しゃもじも使っていた!

ガーナ料理:サモサ
牛ひき肉を炒めた物を春巻きの皮より厚い皮で三角形に包んで揚げたもの。これは塩がガッと効いていた。美味しい。

ブラジル料理フェイジョアーダ
私の母親がたまに作ってくれていたもの。黒豆(フェジョンプレト)ともに、本来は豚のいろんな部位が煮込まれたものだが、これには豚のロースだけだったかと。それに、ご飯の上にトマト、にんにく、玉ねぎ、パクチーをマリネしたものがかかっていて、横には、キャッサバ、と言っていたが、キャッサバはイモでねろねろしたやつなので、これは、凍結乾燥したようなものが添えられていた。美味しい。懐かしい味。

いずれも料理もスパイスがギャッと効いていて、乾燥した暑いところではこれくらい塩が効いていないと体が追い付かないのだろうなと思う。肉を食べてビールを飲んでそして踊って汗をかくのであろう。
それから、日本以外の方の日本食のイメージはSUSHI、TENPURA、である。しかしながらこれは家庭料理か、と言われるとどうなのだろうか。一方、今回食べた料理はいずれも毎日の食卓で出るようなもので、決して特別なものではないと思う。この差。京都と言えば芸者、のように間違った輸出の仕方をしてしまったのかな。とかなんとか。