初物尽くしのスイスでございます。正しくは私にとっての初物尽くし。雪が降り始め、朝には雪が積もっていた。もっともっと南国生まれでほどほど南国育ちの私にとっては、10月にあの白い雪を見ることは初めてである。気温は1度であるが外の寒そうな風景とは裏腹にアパートメントの部屋はすべての窓のガラスが二重であり、オイルヒーターは何だかわからないけれどしっかり働いてくれているので、つまりはどこかでやみくろが働いているのだと思っているので、暖かく過ごすことができている。
そして、あのNotoriousマロニエの街路樹はマロニエの実をすべて落としてしまって安心と思っていたら、今度は枝に積もった雪が歩行中に塊となって間断なくどっさり落ちてくるのであった。油断なりません。