BerlinのLOVE PARADEはなくなってしまったのであるが、ZürichではStreet Paradeがある。
夕方からZurich HBへ行くと、ものすごく大きな空間である構内がクラブとなり、大きなスクリーンが映し出され、素晴らしく楽しい格好をした男性、女性、、、性別はもっと複雑な感がありましたが、耳をつんざくような、音が割れてしまうぎりぎりくらいの爆音の中、楽しそうに踊っておられました。それから、他のステージやパレードの場所があるZürichseeの方へ向かうと、いるいるたくさんの人、落ちている落ちている恐ろしい量のゴミ。普段なら考えられないほどの、ビールの缶、ビールの瓶がごろごろと路上に転がっていた。どこのステージからも狂ったような音量の音楽が鳴り、通りを動く、DJやダンサーさんを乗せたトラックから流れる音楽のリズムが混合し、それぞれ、四つ打ちには変わりませんが、微妙なBPMの違いによる奇妙なポリリズムに埋もれます。肩をがっつり握られたり、写真を撮られたり(わたしたちは特にコスプレはしていません)、エスパーニャ集団に会い、頬と頬と合わせる挨拶をし、Bellevueのステージへ歩く。おおお、というほど素晴らしいDJとダンサー。夫の人は、ヨーロッパのテクノはデトロイトテクノと違って、全くファンクを経由していないテクノであるねえ、と。そしてBPMがまったく遅くならないねえと感動していた。このステージでは3人のダンサーさんがいたが、そのうちの一人は黒人。黒人のダンスの刻みはどう見てもヒップ・ホップ・マナー、DJのするリズムはブレイク・ビーツ、しかしながら、ヒップ・ホップ・マナーのリズムでブレイクビーツのリズムにきっちり合わせて踊っておられ、唸るような素晴らしいダンスを披露していただけました。もう一人は、体にダンスの神が降臨しているかのようで、美しい筋肉を披露しながら、腕が絡まるんではないかしらと心配になるくらい、赤い靴をはいた女の子のように、延々と踊り続けていた。
お尻もお腹も背中も胸も見放題でしたが、こっちの人の骨格はがっちりしているせいか全く持ってエロさを感じないのである。むしろ健康的。歩くときもずっと踊りながらの状態。なにはともあれこの日はあらゆるひとからラブとジョイが溢れとても楽しかったのでした。

ちなみに、本当に大量のゴミ、ビール、ビール、ビールが落ちていましたが、翌日ハイキングのため、Bellevueまでトラムで行ったところ、一切のゴミが落ちていなかったのには拍手をしたいくらいでした。